- インビザライン
2024.2.20
インビザラインとワイヤー矯正の費用相場の比較!それぞれのメリット・デメリットを紹介
インビザラインとは、透明のマウスピース型の矯正装置のことです。日本では2006年頃に導入され、ここ数年間で多くの方に知られるようになりました。矯正治療をインビザラインで行いたいというご要望を多くいただく中、ワイヤー矯正と費用を比べると高いのか、安いのかを気になる方も多いでしょう。
本記事では、インビザラインとワイヤー矯正の費用について説明しております。費用の決まり方からそれぞれのメリット・デメリットなどの情報もあわせて紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
【本記事の要点】
- 矯正の範囲、大人・子どもなのかなどによって費用は変化する
- インビザラインよりワイヤー矯正のほうが費用は抑えられる傾向にある
- それぞれのメリット・デメリットがあるため、どちらが良いとは言い切れない
- どちらが適しているかは患者様によって異なるため、近くの歯科医院へ相談する
【共通】矯正治療の費用の決まり方
インビザライン、ワイヤー矯正の費用を紹介する前に、矯正費用の決まり方について簡単に紹介します。
全体矯正なのか、部分矯正なのか
矯正治療の費用は、矯正の範囲によって異なります。歯全体の矯正を行う全体矯正と、特定の歯列のみを対象とした部分矯正があります。全体矯正の方が費用が高くなる傾向があります。
大人の矯正なのか、子供の矯正なのか
大人の矯正費用と子供の矯正治療費用には差があります。大人の場合、成長期が過ぎているため骨格が硬くなっており、治療に時間がかかる場合があります。そのため、大人の矯正治療費用が子供よりも高くなることがあります。
患者様の症状
矯正費用は患者様の症例や治療にかかる期間によっても異なります。症例が複雑な場合は治療期間が長引くため、費用が高くなる傾向があります。
インビザラインの費用相場
ここからはインビザラインの費用相場を紹介します。
全体矯正の費用相場
インビザラインの全体矯正の費用相場は、80万円〜100万円程度とされています。治療の内容や回数、症例の複雑さなどによって価格が異なるため、詳細な費用は歯科医院でのカウンセリングや検査後に決定します。
部分矯正の費用相場
部分矯正の場合、費用は全体矯正よりも低く抑えられることがあります。部分矯正の費用相場は30万円〜60万円程度です。
大人のインビザラインの費用相場
大人の場合、骨格が成長期を過ぎているため治療に時間がかかることがあり、比較的使用するマウスピースの枚数が多く必要になるため、費用が高くなる傾向があります。また、インビザラインにはいくつかのプランが用意されているため、どれを選ぶかによっても費用は異なります。
それらの点を踏まえると、大人のインビザラインの費用相場は、50万円〜100万円程度になるでしょう。
子どものインビザラインの費用相場
子どものインビザラインの費用相場は、50万円〜60万円程度になるでしょう。子どもの場合、骨格が成長途中であるため治療に時間がかからない場合があり、費用が比較的低く抑えられることがあります。
ワイヤー矯正の費用相場
ここでは、ワイヤー矯正の費用相場について紹介いたします。
表側矯正の費用相場
表側矯正とは、歯の表側にワイヤーとブラケットを固定する方法です。表側矯正の費用相場は、70万円〜90万円程度です。矯正の種類や治療期間、歯科医院の立地や設備、歯科医師の経験などによって価格が異なります。
裏側矯正の費用相場
裏側矯正とは、歯の裏側にワイヤーとブラケットを固定する方法です。裏側矯正の費用相場は、表側矯正よりもやや高めに設定されており、費用相場は80万円〜100万円程度です。裏側矯正は表側矯正よりも高度な技術が必要であり、ブラケットも裏側矯正専用のものを使用するため、表側矯正より高くなる傾向があります。
部分矯正の費用相場
ワイヤー矯正(表側、裏側)前歯のみの矯正といった部分矯正もできます。費用相場は30万円〜50万円程度です。
インビザラインとワイヤー矯正の費用相場の比較
ここでは、インビザラインとワイヤー矯正の費用相場を比較し、紹介いたします。
全体矯正の費用相場比較
インビザラインとワイヤー矯正の全体矯正の費用相場を比較すると、インビザラインの方がやや高めに設定される傾向があります。全体矯正の場合、インビザラインの費用相場は80万円〜100万円、ワイヤー矯正の費用相場は70万円〜100万円程度です。
矯正方法 | 費用相場 |
インビザライン | 80万円~100万円 |
表側矯正 | 70万円~90万円 |
裏側矯正 | 80万円~100万円 |
部分矯正の費用相場比較
部分矯正の場合、インビザラインよりワイヤー矯正のほうが若干高い傾向があります。
矯正方法 | 費用相場 |
インビザライン | 30万円~40万円 |
表側矯正 | 30万円~60万円 |
裏側矯正 | 40万円~70万円 |
インビザラインとワイヤー矯正のメリット・デメリット
ここでは、インビザラインとワイヤー矯正のメリット・デメリットを簡単に紹介いたします。
インビザラインのメリット・デメリット
インビザラインのメリット・デメリットは次の通りです。
メリット
- 透明性: マウスピースが透明なため、外見上の影響が少なく、目立ちにくい。
- 取り外し可能: 食事や歯磨きの際に外すことができるため、口内を清潔に保つことができる
- 快適性: ワイヤーやブラケットがないため、口内のこすれや痛みが少なく、装着感が快適。
- 短期間の治療: 軽度から中等度の歯並びの矯正に適しており、比較的短期間で治療を終えることができる場合がある。
デメリット
- 適用範囲の限定:複雑な症例には向かず、軽度から中等度の歯並びの矯正に適している。
- 装着時間の厳守:マウスピースの装着を20時間以上、ほぼ毎日継続する必要があり、装着を怠ると効果が得られない。
- コストの高さ:治療費用が比較的高額である場合があり、予算に余裕がない場合は選択肢に入れる前に検討が必要。
- 治療期間の延長:治療の途中でマウスピースの作成や調整が必要な場合があり、治療期間が延長されることがある。
ワイヤー矯正のメリット・デメリット
ワイヤー矯正のメリット・デメリットは次の通りです。
メリット
- 効果の確実性:ワイヤーやブラケットを使用することで、歯の移動を細かく制御しやすく、確実な矯正効果が期待できる。
- 適用範囲の広さ:複雑な症例や重度の歯並びの矯正にも対応できるため、幅広い症例に適用可能。
- 治療費用の比較的低さ:インビザラインなどの他の矯正方法と比較して、治療費用が比較的低い場合がある。
- 短期間の治療:症例や治療計画によっては、比較的短期間で治療を終えることができる場合がある。
デメリット
- 目立つ外見:ワイヤーやブラケットが目立つため、外見上の影響があり、見た目を気にする人にとっては大きなデメリットとなる場合がある。
- 不快感や痛み:ワイヤーやブラケットが口内にこすれることで不快感や痛みを感じることがある。
- 食事制限:ワイヤーやブラケットがあるため、硬い食べ物や粘り気のある食べ物などを避ける必要がある場合があり、若干の食事制限が必要となることがある。
- 歯磨きの難しさ:ワイヤーやブラケットの周囲の歯垢や食べカスがたまりやすく、歯磨きが難しくなる場合があり、口内清掃に時間と手間がかかる。
インビザラインとワイヤー矯正はどっちがいい?
ここまでインビザラインとワイヤー矯正の費用相場とメリット、デメリットを紹介していきましたが、結局どの矯正方法がいいのか?というのが気になるところだと思います。
ここでは、インビザラインに向いている人、ワイヤー矯正が向いている人を簡単に紹介いたします。
インビザラインが向いている人
インビザラインが向いている人は次の通りです。
- 軽度から重度の歯並びの問題を抱えている人
- 外見を気にする人、外見を気にしなければならない職業の人
- 取り外し可能な治療を希望する人
- 快適な矯正治療を求める人
ワイヤー矯正が向いている人
ワイヤー矯正が向いている人は次の通りです。
- 軽度から重度の歯並びの問題を抱えている人
- 自分で装置を着脱したくない人
- 外見、特に治療中の針金を気にしない人
- 丁寧に歯磨きや口内清掃が出来る人
まとめ
インビザラインとワイヤー矯正の費用相場を比較し、患者様自身が求めている治療や症状に合った治療方法を選択することが大切です。また、メリットやデメリットなどを考慮し、治療の目的や希望に応じて最適な選択肢を検討しましょう。
本記事を参考に、自身の矯正治療に関する不安や疑問を解消し、歯並びを改善する一歩を踏み出してください。歯並びの改善により、美しい笑顔と自信に満ちた毎日を手に入れることができるでしょう。
もし尼崎市で、矯正治療を出来る歯科医院をお探しでしたら、永井歯科へお気軽にご相談ください。